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競艇選手のフルフェイスヘルメット。
縁ゴムを外せないタイプなのでマスキングによる処理でのペイントになりました。
なるべく外せる場合は外すのですが、そうでない場合はこの様な手順でペイント作業になります。

下地


この状態での依頼でした。
おそらくシールドが付くのであろうボルトがありました。
ペイントの際に邪魔になるのでまずこのボルトを外します。


ボルトを外し、マスキングをします。
内装は付いたままなので汚れないようにマスキング後に足付け作業をします。
念のために密着剤を吹いておきます。

フレーク


ボルト穴にマスキングテープを丸めた物を詰め込み、ペイント後にボルトが入らない!っというのを防ぎます。
下地にブラックを吹き、そしてメタリック。


そしてフレークを吹きます。
今回使用したのはミニフレーク。
乾燥後に足付けをします。
これは面を円滑にするという意味合いが大きいです。

マスキング


最後にマスキングを剥がす時に塗膜が厚くなりすぎて剥がせなくなることがあるので、一旦マスキングをし直します。
そしてラインテープでデザインをしていきます。


デザインが決まったらマスキングテープでカラーが付いては困るところを覆っていきます。

キャンディカラー


キャンディカラーを吹いていきます。
一番大きい面積はカーキという依頼だったので、まずオレンジを吹き、グリーンを上に重ねます。


次のカラーを入れていく為に先ほどのマスキングを剥がしていきます。


同じ要領でマスキングしてレッドを入れてマスキングを剥がします。


マスキングしてイエローを入れてマスキングを剥がします。


そしてブルーを入れてキャンディカラーの完成です。


最後にソリッドカラーでラインを入れてカラーの完成です。
レースの際に分かりやすいようにハッキリとしたイメージでシンプルにグラフィックしました。

仕上げ


トップコートクリアーを吹きます。


#1500で塗装肌を落としていきます。


そして、#2000。


#3000と目を細かくしていき、少し艶が出てきたのを確認してコンパウンドに移っていきます。


コンパウンドも粗目、細目、極細目と徐々に細かくしていきます。
顔が綺麗に写り込んだら磨き完了です。
最初に外したボルト類を取り付け完成です。

完成

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AMEIRO painted by SATORU HATANO

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