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2015年賀状用のヘルメット製作工程。
来年はひつじ年ということでモチーフはひつじです。

バラシ


SHOEIのヘルメットは縁ゴム、内装までバラすことが出来る場合が多いです。
このメットもバラすことが出来ました。

足付け


塗料の食いつきが良くなるように耐水ペーパーで傷を付ける工程です。
ついでに面出しという塗装対象物の歪みを修正します。修正しきれない時はパテでを使用します。

プラサフ(プライマーサフェーサー)


このヘルメットはFRP製だったのですが、足付けの時にFRP地まで出てしまったのでプラサフを吹きます。
プラサフには下地の条件を均一にする役目があり、塗料の吸い込みを同じにし艶引けを防ぎます。
パテをしたところは特に効果が出る大事な工程になります。防錆効果もありタンクなどスチール地が出てしまった時にも使います。

メタリック


当店では主に細かい粒子とあら粒子の2種類のメタリックを使い分けています。
今回はより鮮やかな色合いにしたかったので細かいメタリックを使用。
粗いメタリックは先にブラックを吹いてます。そうすることにより「鮮やかさ」と「奥行き」を付けることが出来ます。

ミニフレーク


今回は図柄の色を綺麗に出したかったのでメタリックの上にミニフレークを吹きました。
ブラックの上にミニフレークを吹くとその後のキャンディーカラーの色がダークになりますが、フレークのギラギラ感が増します。

中研ぎ


フレーク吹いた後は塗り肌が近くで見ると粗いです。
マスキングする前に耐水ペーパーで滑らかにすることによって次のマスキングが楽になります。

ラインテープ


2㎜幅のラインテープで図柄を描いていきます。
時と場合にもよるのですが、羊のようなキャラクターものは2㎜幅をアートナイフで切って幅を変えています。
規則正しい幅だとどうしてもラインが味気なくなるんです。

キャンディカラー


まずはタンジェリン(オレンジ)でグラフィック。


オーガニックグリーンでグラフィック。


次にペーガンゴールドというキャンディーイエローを全体に吹いてます。
キャンディーは色を重ねるという塗り方をする方が発色が良いです。


ラインテープを剥がして気持ちシャドーを入れて羊のキャラクターの出来上がり♪です。

っとこんな感じで出来上がったのが今回の年賀状です。
年賀状用なのでペイントとして完成はさせませんでした。

AMEIRO painted by SATORU HATANO

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