悲劇は今朝起った。

いつものように優星を保育園に送りに行った。
今日はホワイトデー、バレンタインのお返しをしなくっちゃ。
れいなちゃんへのお返し。

最高級の折り紙、金色の折り紙に絵を描いて
哀しいお知らせ ホワイトデー

金魚を折った。

哀しいお知らせ ホワイトデー

星「れいなちゃんに渡して来るから用意しといて」

そう言う事なら仕方がない。
タオルだのを用意する。
するとすぐに肩を叩く、誰かと思えば優星だ。

俺「もう渡したんや~喜んでくれた?」
星「れいなちゃんいらんって言うねん…」
俺「!?」
星「一緒に来て欲しい…」

れいなちゃんトコまで一緒に行く。

星「コレあげる」
れ「いらない」
星「何で?」
れ「魚嫌いやねん」
星「コレ魚ちゃうで!金魚やで!!」
れ「金魚も魚やんっウサギがいい」
星「ウサギ…」

目の前で息子が撃沈された。
次はウサギにしような。

AMEIRO author SATORU HATANO