ペイント製作手順

この様な手順でペイントしています

■下地の下地

以前にカスタムペイントや自家塗装されたものは剥離します。
スチールパーツの場合は剥離剤やカップブラシをサンダーに付けおおまかに剥離し、サンドブラストで完全に剥離します。

サビた状態サンドブラスト後
プラスチックパーツは上記のことが出来ない為、ペーパーで旧塗膜を剥離します。

純正ペイントの場合は防錆処理がしっかりされている為、剥離はせずに足付けをペーパーで研いであげます。

ガソリンタンクはここでリークテストを行い。穴の有無の確認をします。

ご要望があればタンクの内処理も致しますのでご相談ください。

下地作成でしっかりと足付けした後にプラスチックパーツは密着剤を吹きパテで面を出します。
面が出たらサフェーサーを吹き面の歪のチェックをします。歪が確認されたらパテを更にし、面が出るまで繰り返します。
素穴もないのも確認できたら下地の完成です。

■フレークの下地

仕上がりの色合いを考え、サフェサーの上塗りの色を決めます。
深い寒色や黒色の上にフレークを吹くとフレークが強調されギラギラ感が出ます。
その逆に薄い暖色や白色、メタリックは上品な輝きを得れます。

フレークは極細目(U)・細目(M)・粗目(F)の三種類からチョイス出来ます。
お好みで選んでください。

フレークの下に吹く色が決まったら吹いていきます。

次にフレークを吹くのですが、フレークは塗料に異物を混入させたものなので、特に粗目は塗肌がガサガサになります。
この後に捨て吹きクリアーを吹いてしっかり乾燥させた後磨き面を出していきます。
通常3コート後、捨て吹きクリアー・磨きを2回繰り返します。

このように粗目は非常に手間のかかる作業になります。
標準で当店では5コートしています。ご予算や好みでコート数を選べるのでご相談ください。

全体に艶がなく(足付けが全面にされている状態)、ガサガサの肌がなく(塗装面が円滑な状態)なったのを確認してフレーク下地の完成です。

■上塗り

2トーン以上のデザインモノは最終の仕上がりデザインを考えながら、マスキングしていきます。
ラインテープで見切りを入れ最後に吹くものから順番にマスキングしていきます。

いよいよキャンディーカラーを吹いていきます。
キャンディーカラーは濃度や重ね回数により独特の奥深さが出ます。
特に違う色を重ねると一層奥深いものになります。
例えば、イエローの上にオレンジを吹いた場合、微妙に見る角度によりイエローが強調されたり、オレンジが強調されたりします。

当店では以上の点から単色キャンディーでも最低2色使います。
言われないとわからないくらい、もしくは比べてみないとわからないくらい微妙なことですがここは譲れない拘りです。

フレーク下地同様に全体に艶がなく、見切りの段差がなくなるまで、捨て吹きクリアー・研きを繰り返します。
複雑なデザインの場合5回以上繰り返すことがあります。

段差・艶がなくなったのを確認して上塗りの完成です。

■仕上げ

最後の仕上げトップコートです。

3コートクリアーし、乾燥を十分にした後に塗装肌を落とす研きをします。

塗装肌がない面が得られたら、鏡面加工していきます。
粗目のコンパウンドをバフに付けシングルアクションでペーパー目を消していきます。
中目・細目・極細目とダブルアクションに付けバフがけします。

顔が鏡のように綺麗に写るようになったら、やっと完成です。

ちょっとだけペイント用語

剥離

旧塗膜を剥がすこと。

サンドブラスト

砂を圧縮空気で吹き付け錆びや塗膜を剥がす。

リークテスト

タンクの周りに洗剤を塗り、内側から圧を掛けガソリン漏れのチェックをすること。

サフェーサー

下地塗料の一種。速乾性で、防錆効果や付着性を向上させる。

足付け

塗料の付着性を良くするために、被塗面の表面積を広げる作業。 ペーパーを用いて表面の研磨を行う。

密着剤

食い付きの良くないプラスチックパーツと塗料の食い付きを良くする塗料の一種。

パテ

素地のへこみ、穴などの凹みを埋めて平らにするための厚塗り用塗料。
使用する樹脂によって、ラッカーパテ、ポリエステルパテ、エポキシパテなどの種類がある。

クリアー

顔料を含まない透明の塗料。
捨て吹きクリアーは下の色をコートするだけのクリアー。
トップコートクリアーは上塗りの最終塗膜のこと。塗膜に美粧性と耐久性を与える。

見切り

色分けの境目。マスキングのライン。

コンパウンド

塗膜のつや出しを行うための研磨材料。粒状の研磨剤を練り込んだもので、磨くにつれて粒子がつぶれて細かくなり、つやが出てくる。研磨剤の粒径によっていろいろなタイプがある。

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